「坂道のアポロン」で有名な小玉ユキさんの最新マンガ「月影ベイベ」を読んだ感想

japan-729593_640

Kindleストアをぶらぶらしてたら、「坂道のアポロン」の作者の小玉ユキさんの最新作を発見して「これは!」と思って即買いしちゃいました。ということで、今日は最新巻の5巻まで読んだ感想を書いていこうと思います。ちなみに、ちょっとだけネタバレありです。

月影ベイベ

さくっとあらすじを説明すると、舞台は富山県の八尾町。学園祭で踊る伝統芸能の「おわら」が大好きな主人公の光、東京から転校してきたヒロインの蛍子、それに光の伯父さんの3人が中心になって、物語が進んでいきます。

期待しすぎて読まない方がよい作品

小玉ユキさんの絵のタッチがすごくすきで、「坂道のアポロン」のときもそうだったんですが、物語の舞台が田舎だけあって、キャラも田舎っぽさがうまく出てるんですね。

作品の雰囲気もとってもよくて、おわらをキャラたちが踊ってるシーンとかため息が出てしまうくらいいい。

ただ、読み進めてくうちに気づいたことがあって、恋愛模様が「坂道のアポロン」とかなり似てるんです。そのせいでストーリーがそれほどおもしろくないというか、なんだかもったいない感があります。もうちょっと違う展開もあったんじゃないか、と。

「坂道のアポロン」のときは、転校してきた主人公の薫、ジャズが大好きな千太郎、それにヒロインの律子が物語の中心にいました。

薫は律子のことを少しずつ気になっていって、でも律子は千太郎のことが昔からすき。千太郎はというと、律子じゃなくて1つ上の先輩のことをすきになります。それが物語が進んでくと、千太郎を諦めた律子が薫をすきになってくみたいな流れでした。

今回の作品では、主人公の光がヒロインの蛍子をすきになるんですが、その蛍子は光の伯父さんが昔からすきで(昔、伯父さんはよく東京の蛍子の家に行っていたという設定)、伯父さんは亡くなった蛍子の母親のことがすきだったんです。

その母親の面影が蛍子にあるからか、伯父さんはまるですきな女の人に接するようにやさしくするところがあって、でも他の女の人と2人で会ったりもしてるチャラチャラした中年オヤジという感じ。

とまあ、なんというか「坂道のアポロン」と同じように、ヒロインは昔からすきな人がいるものの、もう無理だということに気づいて、近くにちょうど自分のことをすきでいてくれる人がいるから、そっちにしようかなみたいな流れがもうすでにぷんぷんしてるんですよ。

そもそも高校生の蛍子とでは年が離れてるし、すきだった女の人の娘だからやさしくしてたみたいなオチくらいしかないような気もします。で、なんとなくそういうことがわかってしまうと、あとはただの雰囲気がよい作品になってしまうというか。

もう前作で同じようなストーリーを読んじゃってることもあって、余計冷めた目線になってしまうんです。ただ、作品の雰囲気はすごく魅力的なので、これでストーリーがよかったらなぁってめちゃくちゃ残念な気持ちになって。

そういうことなので「坂道のアポロン」を読んでから、今回の作品に期待しすぎると、あんまり楽しめない人が多いんじゃないかと思います。

まとめ

これでこの予想が外れてたとしても、構図自体はかなり似てるので、ここから「うわー最高だった!」ってことになるのかならないのかどうなんでしょうね。うーん、ただ今の5巻の時点で言えることは、すごく惜しい作品。

でも、雰囲気を楽しんだり、「坂道のアポロン」を読んだことがなかったり、他にも違った方向で楽しめる人はいっぱいいると思うので、気になる人は読んでみてくださいね。

シェアする

フォローする