異色のグルメマンガ「ダンジョン飯」、こういうの待ってた

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グルメマンガ特集の第5回目は「ダンジョン飯」です。ダンジョンにいるモンスターたちを調理して食べるという異色もの。「こういうの待ってた!」という感じです。描いてるのは「竜の学校は山の上」や「竜のかわいい七つの子」で有名な九井諒子さんなので、外れるわけがありません。

グルメマンガ「ダンジョン飯」

あらすじ

ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、
金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。
再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で全滅してしまう……。
そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう! 」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!!
襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、
ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!!

インターネット上でも話題になってるので、知ってる人も多いかもしれません。まだ2巻しか発売されてないのに、その人気っぷりは圧倒的。そもそもダンジョンというゲームの中の世界観でなんだか取っつきにくいように思えるのに、これだけ騒がれてるのはすごいですよね。で、実際のところはどうなんだという話になるわけですが、読み進めていくうちにゆっくりと着実にハマりました。いっきにではないです。

まず、リーダーであるライオスがダンジョンにいるモンスターを食べようと言い出します。前々から興味があったんだとか。最初のうちは仲間のマルシルが全然乗り気じゃないんですね。それはそうですよ。だってこれまで襲ってきてそれを倒してきたわけです。しかも、どのモンスターもどう見ても気持ち悪い形をしてるし、食べてる人も冒険者の中にはほぼいません。

ぼくも読み始めて20ページ目くらいで、ライオスが足の生えた歩くきのこを食べようと言い出したときは、「ま、まじ…」と思いました。やっぱり生理的に抵抗がありますよね。さっきまで動いてた生き物を、それもモンスターを自分たちで食べるのって。なので、マルシルの気持ちが痛いほどわかるんですよ。「おいしいわけないじゃん」とも思いますし。でも、これがだんだんと不思議においしく見えてくるんですよね。そこらへんからこの作品の世界観に夢中になっていきました。

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この「人食い植物のタルト」なんてよだれが出そうになりました。あれだけ嫌そうにしてたマルシルもここらへんから少しずつ「モンスター、いけるんじゃないの?」と心の中で思ったはずです。ぼくも「こ、これは..!」と叫びそうになりました。読んでた時間も夜中だったので悪いんですが、それを抜きにしてもおいしそうです。

上の画像を見てもらうとわかるように、材料や栄養分までしっかり書いてあるんですよ。スライムで固めるとか、その発想がすごいですよね。さらに、ただ「はい、出来上がり!」じゃなくて、料理ができるまでの調理方法まで細かく描かれてます。たぶん、そこらへんのレシピ本より細かいです。

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この「マンドレイクとバジリスクのオムレツ」もいい感じなんですよ。普通にオムレツ気分で食べてしまいそうですが、バジリスクはニワトリとヘビの合体した生き物です。「ダンジョン飯」を読んでると、料理にしてしまえば、見た目はそこまで関係ないんだなぁとつくづく思わされます。

まとめ

ダンジョンものはモンスターと戦ってるシーンがメインになりがちですが、主軸をダンジョンの中でいかに空腹を満たすかという意外なところに持ってきた上で、ここまで高いレベルで作品として成り立たせてるのが本当にすごいなぁと感心してしまいます。

確かに外からお水やら食べ物を持って行くには限界があるし、数ヶ月間冒険しようとすると、倒したモンスターを調理して食べた方が効率的ですよね。いやーでも丸井諒子さんの想像力にはため息しか出ないです。

ということで、第5回目のグルメマンガ特集は「ダンジョン飯」でした。

追記:気づいた人もいるかもしれませんが、今のところ連載中の作品しか紹介してません。もうすでに完結してたりするグルメマンガって、ドラマ化とかアニメ化されてて知れ渡ってるのが多いじゃないですか。そうすると、紹介してもおもしろみに欠けるというか。なので、そこらへんはそのうち1記事にまとめて書くと思います。

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