料理や食事を通じて家族の温もりを感じるグルメマンガ「甘々と稲妻」

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いつの間にかこのグルメマンガ特集も第7回目になりました。今回は「甘々と稲妻」という作品です。いい意味で万人受けするようなお話なので、いろんな人におすすめです。

グルメマンガ「甘々と稲妻」

あらすじ

妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!!

奥さんが亡くなる前は料理を任せきりだったこともあって、なにも作れない主人公の犬塚先生。娘のつむぎちゃんのためにと1度は作ってみたものの、不評でそれからはお弁当屋さんとかファミレスで済ませる日々。そんなときにたまたま教え子の小鳥ちゃんのお家に訪れ、3人でごはんを食べることに。小鳥ちゃんのお父さんは離婚で離れ離れ、お母さんは忙しくてほとんど家にいない上に、包丁を触れないので料理もできません。

「私は味見をするから、先生は料理をして、それで一緒にごはんを食べませんか?」とお願いする小鳥ちゃん。味オンチだけどつむぎちゃんのために料理を作ってあげたい犬塚先生は悩みながらもその提案を受け入れます。これはまさか教え子が先生のことを好きになって、最終的には両思いになるパターンかと思いきや、犬塚先生の方がすごくいい距離の取り方なんですね。あくまで一緒にご飯を作って食べるだけという姿勢を崩さないんです(今のところではありますが)。

小鳥ちゃんの方は気になってる感じはあるんですが、お父さんと重ねてるところもあるだろうし、まあ思春期の女の子なので、若くてスタイルがよい男の人がすぐ側にいたらどうしたって気にもなるしどきどきしますよね。でも、そういうところはあんまり描かれず、3人で家族のように楽しむ料理・食事会がメイン。やっぱりここで恋愛を描いてしまうと、このイベントも崩れるだろうし、作品としても安っぽくなっちゃうことを作者さんもよくわかっていらっしゃる。

基本的には、小鳥ちゃんのお母さんのレシピを元に、犬塚先生がぎこちなく、だけど精一杯作って、小鳥ちゃんが味見をして、つむぎちゃんはすぐ目の前で1人遊びして食べるのを待つ係(ときどきお手伝い)。読んでると、この3人の関係性が微笑ましくて、ほこほこした気分になってくるんですよ。たった1人で誰かのために作るよりも、みんなで協力したり、すぐ側にいてくれた方が嬉しいに決まってます。そういうところが自然に描かれてるのがいいなぁと。ご飯を食べるときだけじゃなくて、ご飯を作るときもみんな一緒の方が断然温もりを感じます。現実では難しいだけに、余計に眩しく見えるというか。毎日たった3人でほんの少しの時間を共有するだけでも、こんなにも幸せになれるんですよね。

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おいしそうに食べてるつむぎちゃんも自然体でまたいいんですよ。必死に頑張って作った料理を、愛おしい娘に喜んで食べてもらって、とっても嬉しそうなお父さんという絵も素敵です。たぶん、これが2人きりだったら、2人ともこんな感じにはならなかったんだろうなぁ。もっとぎこちなくなってたはず。男の人って、いくらお父さんになっても娘とどう接したらいいかとか何考えてるかとかあんまりわからないじゃないですか。そこを小鳥ちゃんがうまくフォローしてくれてるんですよね。さすが女の子。高校生とは言え、しっかりしてます。そういうところも含めて、本当にいいんですよね。

まとめ

こういう温かみのある作品には弱いんですよ。しかも、キャラの心情も丁寧に描かれてるので、グッときます。おすすめです。

ということで、第7回目のグルメマンガ特集は「甘々と稲妻」でした。

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