インターネット上で広告がブロックされても誰も救われない

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iOS9になってウェブサイトにある広告をブロックできる有料アプリが登場しました。もうすでに有料アプリランキングでは1位を獲得してます。これを使えば、Safari経由でブログなどを読むときに広告が表示されなくなります。

読む側としてはうっとおしい広告が消えてくれて喜ばしいですが、サイト運営者としてはたまったもんじゃありません。しかし、それよりももっと深刻なのは、このまま広告ブロック機能をみんなが使うようになってしまうと、ぼくたちのインターネットがあまりにもおもしろみのない場所になってしまうかもしれません。

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広告ブロックがもたらす大きな弊害

インターネットには、ブログ、SNS、ECサイト(ショッピングサイト)、ニュースサイト、動画共有サイト、まとめサイトなど様々な空間が存在しますが、そのほとんどがバナー広告という画像・動画付きの広告を掲載してます。

たとえば、はてなブログやライブドアブログのような無料ブログサービスがどうして無料で提供され、そこで自由に書けるのかと言うと、そこに広告を載せることで収益を得られるからです。SNSやニュースサイト、それに動画共有サイトも同じ理由です。さらに無料アプリも。

構造的にテレビも同じで、あの番組の間に差し込まれる広告がなかったら、番組を作りテレビを放送することはできません。スーパーやレストランのように直接お金を払ってもらうわけにはいかないので(NHKは除く)、インターネットやテレビでは情報の中に広告を入れることで、間接的に利益を得てるわけです。

でも、みんながバナー広告をブロックしてしまったら、どうなってしまうでしょうか。他にも利益を得る方法はありますが、バナー広告がブロックされることで想像できないほどの被害が運営側に出ます。

そうなってしまったらバナー広告に頼ってる無料ブログサービスもまとめサイトも運営が困難になってしまいます。閉鎖するところも出てくるでしょう。Googleで検索して、自分の探したい情報が見つかるのは、ブログやまとめサイトがあるからです。そういう存在が広告ブロックで少なくなってしまったら、誰も救われないですよね。

短期的に見たら、広告がなくなって見やすくなり、データ通信量が減って、バッテリー消費にも繋がりますが、長期的に見ると決して笑えないです。かなり前に広告の量とのバランスが大事だという記事を書いたことがあります。あまりにもぺたぺた張るのはどうかと思いますが、バランスを考えて張るのは仕方ないんじゃないでしょうか。そうしなかったらそもそもコンテンツ自体を提供することさえできないわけですから。

今後、この広告ブロックがどれくらい普及し、どう運営側に影響を与え、どういう形で収束するのかはまだわかりませんが、今のインターネットがおもしろみのない場所になってしまわないように祈りたいです。

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