トロントに4年間住んで身についてよかったと思う5つの習慣

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もうあと3週間ちょっとで日本に完全帰国します。カナダのトロントには4年近く住みました。本当はもう少しいるつもりでしたが、日本での生活が急に恋しくなったので、早めに切り上げることにしました。そこで今日はカナダという異なる文化圏に長い間住んで、そのなかで身についてよかったと思う習慣をいくつか考えてみることにしました。

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1. 当たり前の親切心

電車やバスに乗っていて、老人や身体が不自由な人が目の前にやってきたら席を譲る。これくらいのことなら、日本にいた頃でも普通にやってました。しかし、こっちに来て驚いたのは、老若男女関係なくみんながお互いに駅やビルのドアを後ろの人のために開けあってるんですよ。老人だから仕方なくとか女性に親切心を見せるため、みたいな見え透いた振る舞いではなくて、当たり前の親切心がそこにあります。たとえば、ぼくが20メートルくらい離れたところにいても、まったく知らない女性や男性がドアを開けて待っていてくれることもあります。最初の頃は、ぶっちゃけ嫌々やってました。どうして自分が他人のためにわざわざドアを開けて待ってないといけないのか理解できませんでした。でも、だんだんと苦ではなくなり、いつの間にか当たり前のようにやってました。習慣っておそろしいですね。

2. さりげないひと言

去年日本に帰ったときに、東京駅のプラットホームを歩いてたら、女性と肩がほんの少しぶつかりました。ぼくが「すみません」とぼそりと言うと、その女性は変な生き物でも見るかのようにこっちをちらっと見て去って行きました。また、表参道で洋服屋さんを見てまわってたとき、お店を出る際に「ありがとうございました」と言うと、びっくりした顔をして、店員さんがこっちを見てくることが何度かありました。トロントでは、誰かにぶつかったら「すみません」、お店を出る際には「ありがとうございました」とさりげないひと言をみんなが当然のように言います。だけど、よくよく考えてみると、ぼくも日本にいた頃は、人混みのなかで誰かと体がちょこっと当たったくらいでは、何もなかったように無視してたし、お店も無言で出てました。

3. 柔軟な心

日本人は、少し変わった人や同性愛者にかなり厳しいところがあります。ピアプレッシャーを好むというか、同族意識が高いというか、島国だから仕方ないのでしょうが、そこに合わせられない人からしたら、窮屈でたまらないと思います。トロントは同性愛者がはやくから認められた地域ということもあって、男性同士や女性同士で手を繋いでる光景が日常の中に普通にあります。少し変わった人もめちゃくちゃ変な人もそこら中にいます。もっと言うと、いちいち気にしてるとこっちが疲れてしまうくらい、いろんな人がいます。国籍もさまざまです。なんというか、普通に接するのがいちばん楽だし、非日常は数ヶ月もすれば慣れてしまって日常に変わるんですよ。やっぱり、慣れ、習慣ってこわいですね。まあ、かっこよく言えば、柔軟な心が身についたのかもしれません。

4. おおらかさ

日本では他人の目が気になって仕方なかったんですが、こっちに住んで気づいたらまったく気にしないようになってました。神経質から無神経、無頓着。いや、おおらかになったのかな。どうしてなのか明確な理由はわかりません。ただ、道行く人たちも他人の目を気にしてないので、こっちもそうする必要がなくなったのかもしれませんね。日本だとお互いに気にしあってる感じがあるじゃないですか。じろじろ見たりくすくす笑う人もいます。ああいう空気が他人の目を気にする日本人を作り上げるのかなと思います。もちろん、全然他人なんかどうでもいいという人もいますが、ほとんどの人は顔にデキモノができたり、化粧をしてなかったりすると、それを隠すためにマスクをするくらいには他人を気にしますよね。

5. 忍耐力

まあ外国に住んでれば、自分の中では、自分の国では非常識なことが何度も起きます。毎朝4時にいきなり上のバルコニーから大量の水が落ちてきたり、夜中に外で大声で叫んでる人がいたり、ある国の人と間違えられて差別を受けたりと挙げれば切りがありません。不条理、理不尽、非常識。そんなことに毎回イライラしてるとこっちがまいってしまいます。こういうときは気にしないのがいちばん。頑張らなくても、いつの間にか忍耐力がついていきます。海外でなくても、他の地域でもいいのでちょっと住んでみると、それだけで忍耐力はかなり鍛え上げられますよ(笑)

まとめ

こうやって他の文化圏で身につけた習慣の方が、英語が話せるようになったことよりもずっと大事な気がしてます。だって、英語なんて所詮コミュニケーションのツールだし、日本にいても話せるようにはなります。だけど、習慣はそうはいかないですからね。環境を変えないと、簡単には身につきません。その代わり、いったんその場所を離れてしまうと、忘れてしまうこともあります。日本に帰ってからも、ちゃんと体が覚えておいてくれることを願います。

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