ネット依存のいったいなにが悪いのかわからない

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ラーメン屋さんでラーメンを食べてたら、テレビが流れてました。話題は「ネット依存」について。どこかのお偉い教授が「若い人では7歳から、また中年の間でもネット依存が広まっている」と解説します。

そして、そのほとんどがインターネット上のゲーム依存なんだとか。「今後彼らがどうなるのか、これまでにデータがないので、わからない。本当にこわい」と付け加える教授。

聞いてるうちに、ふつふつと込み上げる違和感。この人は、いったいなにを言ってるのだろう。この人はインターネットのことをどれくらい知ってるんだろう。

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ネット依存は悪か?

ネット依存。こう言えば、聞こえは最悪です。しかし、じゃあ1日中テレビを観てる老人はテレビ依存ではないのか。スポーツばかりしてる若者はスポーツ依存じゃないのか。スポーツであれば、問題ないのか。

それならば、最近ではゲームをスポーツとして考える動きもあります。eスポーツ。複数のプレーヤーで対戦するゲームを、スポーツとして捉える場合にそう呼ばれます。

2016年4月10日には、代々木第二体育館でeスポーツの大会が行われました。今ではプロゲーマーも増え、世界のトッププレーヤーになるとその年収は1億円を越えます。ある大会では、賞金総額が10億円近くになったこともあります。

野球やサッカーのようなスポーツだって、最初から今のような地位にあったわけではありません。最初は「あんなことばかりして」と大人から蔑まれてた可能性も十分にあります。

そもそも依存することはそんなに悪いことなのか。程度はあれど、誰だってなにかに依存してるはずです。それがネットだとどうしていきなり悪になり、バッシングされるのか、してしまうのか。不思議で仕方ありません。

たとえば、ぼくは1日のうちの約10時間はインターネット上で過ごしてます。ネットサーフィンをしたり、YouTubeを観たり、ブログを書いたり。それのなにが悪いのか、全然わかりません。

健康的でないからなのか、人とあまり触れ合ってないからなのか、一見社会的でないからなのか、人間をばかにすると信じられてるからなのか、将来性がないように見えるのか。どういう視点や思考でネット依存を悪として捉えてるんでしょう。

私たちはもう若くないから、そういうネットのことはよくわらない。でも、ネットはよくないことだから、だめ。こういう言い方をする人もよくいます。

もうため息しか出ません。そういえば、つい10年ほど前までは携帯が人間をばかにすると言われてました。ぼくはまだ生まれてなかったのでよく知りませんが、その前はテレビがそういう存在だったんじゃないでしょうか。

ニコラス・ハンフリーの「喪失と獲得」にも書いてあるように、それは新しいものに触れることで、失う能力もあるでしょう。そうやって人間は進化してきました。言語を獲得したことで失った能力だってあるわけです。

もうちょっとそういう部分も、ネットを批判してる人たちに考えてほしいです。ネットだけに焦点を当てるんじゃなくて、他と比較して考えてほしいです。歴史をもうちょっと勉強してほしいです。そうすれば、もしかしたら考え方も少しは柔軟になるかもしれません。

ということで、今回は「ネット依存のいったいなにが悪いのかわからない」でした。

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